わたしはもともとニキビはできにくい方で、ニキビで悩んだり通院したりした経験はほとんどありません。
ですが、一度、小鼻下に2、3mmほどの大きさの赤ニキビができてしまい、皮膚科へ行って、「保険診療」で「炭酸ガスレーザー」の手術を受けました。
炭酸ガスレーザーは「CO2レーザー」とも呼ばれ、ホクロやいぼの除去の手術としてよく聞くことがありますが、わたしはニキビ治療を目的として皮膚科へ行き、受けました。
今回はその「炭酸ガスレーザー」の手術について、料金、ダウンタイム、傷跡などもふまえてわたしの体験談をお伝えします。
ご興味ある方の参考になりましたら幸いです。
赤ニキビとは
ニキビについて調べてみると
と段階ごとに分けられるようです。
わたしはよく生理前にTゾーンにできることがありますが、見つけたらすぐに市販薬を塗ることで、初期の段階で治ることが多いです。
ですが、いつものように市販薬を塗っても治らず、赤みと腫れがひどくなり、「赤ニキビ」にまで進行してしまいました。
数日様子を見ても良くならず、痛みもあり、ニキビ跡が残ったらどうしようという不安もあったので、皮膚科を受診することにしました。
炭酸ガスレーザーとは
レーザーを照射することによって、細胞内の水と反応して熱エネルギーが発生し、蒸発します。
メスで切除するのに比べ、出血がほとんどなく(熱凝固作用)、傷跡が残りにくく治りも早い(蒸散作用)、という特長があります。
このことから、ほくろ、いぼ、できもの、しみ、消えないニキビ跡などの除去治療に用いられますが、対象の大きさや部位によっては、「電気メス」「切開法」「くり抜き法」などの手術があります。
わたしは専門家ではないため、詳細はご自身でご確認をお願いします。
手術体験談
病院へ
どのような治療が適切なのかわからなかったので、保険診療と美容皮膚科どちらも行っている自宅近くの皮膚科を選びました。
わたしが行った皮膚科は、保険診療の場合は予約不要(美容皮膚科のみ予約)だったので、予約せずに行きました。
土曜の午前中ということもあってか、混んでいて1時間以上待ちました・・・。
診察と事前説明
ようやく診察室に通され、診てもらった結果、先生から「レーザーで焼きましょう」と言われ、そのまま手術を受けることになりました。
その後、別室で看護師さんから「ホクロ/いぼ 手術同意書」を渡され、説明を受けました。
先生からは詳しい説明がなかったので、このときに初めて、ホクロ除去と同じ「炭酸ガスレーザー」の手術を受けることを知り、少し驚きました。
また、保険診療を優先する皮膚科だったこともあり、選択肢を提示されたり希望を聞かれたりすることはなく、保険診療での治療を案内されました。
同意書の内容は大まかに
などが書かれていました。
とにかく早く痛みがなくなって、ニキビが目立たなくなってほしいという気持ちが強かったので、先生を信じてそのまま同意書に署名し、手術までまたさらに1時間ほど待ちました。
手術へ
ベッドに横になり、ニキビの近くに局部麻酔を打たれて、少しチクっとしましたが、一瞬だけでした。
手術中は、痛みはなく、レーザーの音と少し焦げた臭いがしました。
1箇所だけだったので、時間も早く(体感2~3分くらい)、ガーゼとテープを貼ってもらって終わりました。
同意書にもあった通り、1週間後以降に必ず来院するように(病理検査の結果とテープ保護の解除に関して医師から説明を受けるため)言われ、その場で次回の予約をしました。
保険診療の場合は、結果説明の再診を受けないと保険が適用されないそうです。
お会計
初診料や検査料なども含めて9,270円でした(3割負担)。
その他に
の費用がかかりました。
お会計を終え、マスクで隠れる場所だったので、目立つことなく帰宅できました。
術後・ダウンタイムについて
手術当日は傷跡をぬらさないように過ごし、翌日からはやさしく洗浄して自分でテープの付け替えをしました。
傷跡は「ヤケドの跡」という感じで、皮膚の下が表に出ている状態でした。
付け替えの方法は
と看護師さんに教わった通り、朝の洗顔後と夜お風呂上がりの1日2回交換しました。
傷跡が小さく、凹凸のある場所だったので、毎回適切な大きさにガーゼを切って貼るのは一苦労でした。
術後3日間は、なかなかかさぶたが定着せず、汁が滲み出てきて、ヒリヒリと痛みが続き、これが今回の治療の1番のストレスでした。
鼻下のキワという、よく動く部位だったからかもしれません。
もとの赤ニキビも痛かったので、やむを得ないと思い、乗り切りました。
4日目を過ぎると、もうテープを貼らなくてもいいのでは、と思うくらい痛みも傷跡も落ち着き、(もちろん自己判断でやめず、付け替えは続けましたが)ほとんど気になることなく、過ごせました。
経過診察(再診)へ
手術からちょうど1週間後に行きました。
前回予約していたので、そこまで待ち時間なく診察室に案内されました。
先生からは
と伝えられました。
病理検査について、「病理組織検査結果報告書」を渡されましたが、専門用語でよくわからず、良性であることのみで原因や対策などの詳しい説明は一切なかったので、そんなものなのかな、と思いました。
その後、ベッドに横になり、傷の治りを良くする赤外線治療をしてもらいました(痛みもなく一瞬で終わりました)。
今後はガーゼやテープでの保護は不要、日焼け止めや化粧の許可も出て、付け替え作業も1週間で無事終了となりました。
現在(1年半後)の傷跡について
手術から1年半以上経ちましたが、よーく見ると白っぽく抜けたような色になっています。
経過としては、最初にピンク色の跡になり、徐々に薄くなっていく感じでした。
鼻の下を伸ばしてよく見ないとわからない程度ですし、傷自体が小さくて、鼻下の影になっている場所なので、気づかれることはないと思います。(写真を載せようと思いましたが、見てもわからないくらいだったのでやめました。)
わたし自身も気になることはほぼないです。
仮に、ほくろがあったとしても、これであればかなり目立たなくなるのではないかと思います。
感想
【良かったこと】
わたしが手術を受けたのは、11月で紫外線が強い時期ではなかったことや、コロナ禍のマスク生活で傷跡を隠すことができ、仕事も含め日常生活に支障なく過ごせたことが良かったなと思っています。
【つらかったこと】
まとめ
赤ニキビ治療で、ホクロ除去に使われる「炭酸ガスレーザー」の手術を受けた体験をお伝えしました。
下調べも心の準備もなく、言われるままに急な手術となったのですが、不安や恐さを感じる間もなく、結果的にも、痛みも少なく、ニキビ跡が残ることなく治ったので良かったかなと思っています◎
ですが、できれば皮膚科に行かなくてもすむよう、ニキビを作らないこと、できた場合には悪化する前に自分で早期に治すことを心がけて、生活習慣やホームケアを意識して過ごしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもご参考になれば幸いです。